世界マスコット紀行〜最高の付き人〜

 マスコットを生かすも殺すもお付き次第と言いますが、そのマスコットのお付きの人について今、もっとも話題で、マスコットとお付きの人との関係について書く上でどうしても避けては通れない人物が熊本にいる!という情報をキャッチしたため、私は8月16日に熊本まで向かいました。
 熊本といえばマスコットでは、くまモンといった超有名マスコットがいますが今回、私が訪問先として選んだのはサッカーJ2「熊本×岐阜」戦が行われるえがお健康スタジアム。そう!調査対象はロアッソ熊本のロアッソくんです。
 ロアッソくんといえば私の中では印象が薄く、せいぜい2つぐらい。以前、愛媛FCのオーレくんとPK対決をやった際、オーレくんの頭が飛んでしまった際、あわてて駆け寄って衆人の目に触れさせないようにカバーに入ったこと(遅かったけどね、汗、でも心優しきエピソードですね)、それから、ガンバ大阪のサポーターと称する人に頭をとられたこと。この2つぐらい・・・といっても結構、中身が濃く印象が強い出来事かもしれませんが・・・
 まあ、私にとってはあまり印象が濃くないイメージでした。それが一変してきたのが昨年から。今年のゼロックス杯ではマスコットから倉庫番に格下げ?が噂された問題の渦中にロアッソくんに会いに行ったほど私の心の中では存在が大きくなっていました。(一時的に倉庫番をやるも見事にマスコットに復帰)
 名古屋に住んでいる私のところまでロアッソくんの活躍ぶりが聞こえてきました。ロアッソくんをスターダムに押し上げているのは誰か?マスコットが頑張っているだけでは全国までその声が聞こえては来ません。誰かが伝えない限りはここまで伝わってこないのです。それを調査するため、私は名古屋から熊本まで行きました。中部国際空港(セントレア)から飛行機で。実は苦手な飛行機移動で。でも、思い立ったらそうはいってはいられない。

 そんな思いで来た熊本。気合いを入れ過ぎて試合開始3時間半前に着いたら、さすがに早すぎました(笑)。しばらくスタジアム、売店等を見ていたら最初の出会いが「くまもとあかウッシー」というマスコット(オオツカグループ)。ハム・ソーセージを扱っているところのマスコットで牛なんですがナイフとフォークを背負っており、まさに準備万端!というか鴨がネギしょってくる状態で見た瞬間、吹きそうになりました♪
 凄いスタジアムです、えがお健康スタジアム。初のスタジアムでいきなりの洗礼♪つづいて、登場したのがお目当てのロアッソくん。先行入場の際、係員(ビン缶類持ち込み禁止のため紙コップへの移し替えをやっている)をロアッソくんがやっていて笑った。これじゃ倉庫番とかわらん、まさにザ・裏方。いきなりの予想外の展開で吹いてしまった。
 この時、一緒に登場したのがロアッソくんおねえさん(山ノ内麻友香さん)。見ていて思ったのが誰よりもロアッソくんが好きで、そして、もちろんロアッソ熊本が大好きだということ。特にロアッソくんが本当に大好きなんだろうなということはひしひしと伝わってきました。
 前々からツイッターでのロアッソくんの取り上げ方がファン目線とは聞いていましたし、実際に見ていてそうですし。
 これは素晴らしいですよ。通常、公式ツイッターだとこういうのやりますから的な感じのお知らせとか、あまり魅力的に感じなくて、どちらかというと上から下への話のように感じてしまいますが、ロアッソくんおねえさんのツイッターはどこまでいってもファン目線なんですよ。これはいいですよ。我々ファンは公式よりもファンブログなんかを見て惹かれます。同じ目線ですからね。共感もします。そして、行ってみたくなる♪現に私がそうですが、ファン目線だからこそファンはぐいぐい引き寄せられる。ファン向けには大正解な取り上げ方ですね♪これを全部意識的に計算で行っているとしたら天才!と思ってしまいました。
 大変おきれいな方なので地元のタレント?モデル?の方かなと思うのですが、本当にロアッソくんのことが大好きな気持ちが伝わってきて、おかげで楽しい写真が撮れました。ピクニックにいくロアッソくん、お昼寝ロアッソくんみたいな写真はなかなか撮れないですよ。ロアッソくんとロアッソくんおねえさん二人三脚で生まれた楽しい一コマですね。
 お付きの方もさまざまで普通に付いているだけの方からマスコットの面白さを引き出してくれる方、いろいろです。私は後者の方が大好きですが、タレント、モデル的な方がつくと自分の方の売り出しに必死でマスコットの方が添え物になってしまう感じがありますね。それを凄く残念に感じていました。
 ロアッソくんおねえさんは凄いですよ。昨年行われたロアッソくんサンバのイベントの際、ロアッソくんおねえさんが恋ダンスを披露しようと出てきてやり始めたところをロアッソくんが出てきてロアッソくんおねえさんを突き飛ばすという楽しいシーンまで演出してくれたそうです。かつてマスコットのためにここまでやってくれたお付きの人がいたでしょうか!?私はもう大感激しました。マスコットが大好きでマスコットのネタのため、マスコットを引き立たせるため時には演技者となり時には裏方となるそんなお付きの人は世界広しといえどロアッソくんおねえさんだけだと思います♪
 この日、実際にこの目でたしかめ、そう思いました。
 それにしてもロアッソくんは幸せ者です♪マスコットを生かすも殺すもお付きの人次第。こんなにもマスコットを愛してくれて我々と同じファン目線でマスコットの魅力を伝えてくれる人がそばにいる。我々ファンはその人を通じてマスコットの魅力を再発見できる♪最高の付き人に出会えて幸せだなと思います♪
 マスコットは話すことができない。なので代わりに会話をする付き人の役割は大きい。マスコットを生き生きとさせるのは付き人。本当にそう感じる。マスコットだけでは魅力は伝えきれない。付き人がロアッソくんおねえさんで本当によかった。あの人柄だからこそ(我々の世界で)話題になったのだと思う。これからもファンを増やしていってほしいです。ロアッソくんはいい人に出会えてよかった。
 ロアッソくん、ロアッソくんおねえさん、楽しいひとときをありがとうございました。これからも二人で頑張ってください。二人三脚で愛されるキャラの頂点を目指して♪

 以上、感じたままを書きましたが、写真の説明がちょっと足りないので補足説明を。
 最初、係員(?)として普通に出てきたロアッソくんに吹きつつ写真を撮り、橋で物思いにふける表情を撮りつつ、芝生で寝転ぶピクニックタイムのロアッソくんを撮り、ファンとの楽しい交流タイムも撮影しました♪
 なぜか、常連さんには照れ隠し?なのか写真を撮ろうとすると自分の顔の前に手をやり撮影拒否をするロアッソくん。隣にいたロアッソくんおねえさんに聞いたら、これはご褒美なんだそうです。ちょうど、あれなんですかね。ファンの人がカエルの一平くんに投げ飛ばされるみたいなもんなんですかね〜あれも我々の世界ではご褒美と言いますから♪
 でも、撮影を拒否るのはよくないな!ここはお仕置きを♪なんて思ったので風船刀を用意し、ロアッソくんおねえさんに「ロアッソくんって馬ですよね?馬刺し食べたいので斬っていいですか?」なんて言って快くOKもらって斬らせてもらいました。本当いい人だわ♪シャレのわかる人♪私、拒否られるの覚悟してたけど(苦笑)、こういうノリの良い人はスタジアムを楽しくしてくれるから最高だわ♪
 さんざん、マスコットと遊んだ後、中へ。それでも興奮さめやらぬ。くまモンが登場したり(あんだけロアッソくんと遊んでおきながら、くまモン見た時「スターだ!」なんてはしゃいだのは内緒にしておこう)、人を飽きさせないスタジアムですね。そんな暇など与えてくれませんよ♪
 つづいて、スタジアムでは熊本城おもてなし武将隊による演技(なぜか、ロアッソくんがベンチ越しにじっと見ていた♪家政婦は見たじゃなくロアッソくんは見た!?)やロアッソくんサンバもありましたが、それはまた次のページにて♪
 楽しくて楽しくてついつい写真をたくさん撮りすぎてしまって1ページでは紹介できなくなってしまって♪
 なので、つづきは次のページで。