おれたちゃカエルが大好きさ

 一平くんと応援した。跳んだ、叫んだ、歌った。ともに戦ってみて気付いたことは一平くんが応援席に来ても誰も大騒ぎをしないということ。もう、これが日常なんだ、あたりまえのことなんだ。少しうらやましく思った。
 いつも、この距離に一平くんがいる。息づかいが聞こえてくるぐらい近い距離に目の前に一平くんがいてともに戦ってくれる。こんな心強いことはない。サポーターの数が少なく心細いアウェイの中では特にそう強く思う。これだけうれしい強力な味方がいただろうか。
 もちろん、一平くんはサポーターと一緒に応援するだけじゃない。試合前から半端ないファンサービス。時間はついに一時間超!真面目に律儀にサインや写真撮影に応じる。それでいて時に大暴れの一面も見せる、魅せる。
 ファンサービスの後は試合前のピッチでのセレモニーにも出演する。フェアプレーフラッグをもって入場したり選手たちの闘う気持ちに静かに火をつけたりする。あくまでもジェントルマンとしての対応。大切なセレモニーだからですよ。
 その後は応援席へ移動して熱い応援♪熱のこもった応援。とにかく熱い!さきほどまでの紳士が激情の男に早変わり。とにかく熱い!そして、前半が終わる前に移動。ピッチに行かないといかないからだ。
 そして、ハーフタイム。他のマスコットたちとピッチを回る。ちょっと暴れっぷりが足りないかな?そんなことはない。大暴れもする。ジェフのマスコットみなちゃんに抱きついたり。これはもうお約束な一面。一平くんのすごいところはファンがこういうことをしてくれたら面白いだろうなって思うことを全部やってのけるところ!彼は天才!しかも、自らやってくれて、さらにはファンの予想の斜め上あたりを行くところ。その姿にファンは脱帽。面白すぎる。君の前に全面降伏だよ♪
 そして、再び、後半ファンが待つ応援席へ。ある時はジェントルマン、ある時は熱い男、ある時は大暴れ。いろいろな面を持つオールラウンドプレイヤーなのだ。そんな彼が応援席に来てくれて一緒に応援してくれる♪ファンならずともたまらない展開だ♪

 私は恩返しのつもりで応援席にやってきた。でも、彼と一緒に応援することでたまらない、堪えられない感動をいただいた。彼の行く先、行く先には常に感動が待っている。わずかばかりの恩返しのつもりがまたしても一平くんに夢を叶えてもらった。スーパースターと一緒に応援するという夢を♪
 中身の濃い素晴らしい一日だった。とにかく、凄い。マスコットとの距離感がまったくない。心の距離は0cm!普通に会話をしていてもサインをお願いしていても、お礼の気持ちの品を直接渡していても、もちろん、ちょっとハードな触れ合いを受けていても、どの時間もとってもスペシャルなひととき。どれをとっても楽しかった♪

 私は思った。ここはありえないぐらいの感動が生まれるところ!
 感動!それがスタジアムだ!それがスポーツだ!それがマスコットたちだ!

 来てよかった。本当によかった。なぜ、今日、私がここに来たか、わかった。
 この言葉を叫びに来たんだよ♪
 「おれたちゃカエルが大好きさ♪」