2月20日のダブルヘッダー

 ふと懐かしくなって2月20日、岐阜は柳ヶ瀬へ行ってきました。昔、やなながいた頃はマスコット趣味が高じて結構来ましたが久しぶりの訪問。やなな卒業以来です。
 やななは閑散とした柳ヶ瀬商店街に人を呼ぶため「1万円(の製作費)で1億円の経済効果」というコンセプトで考えられたものです。ダンボールという低コストで作り(ほとんどは服代だと思う)、そのやなな目当てで人を呼ぶ。
 最初は動画をとり、やななが商店街を歩く映像、お店を訪問する映像をブログに載せてマスコットファンを呼ぼうとしていました。その後、テレビに取り上げてもらったり、当時ゆるキャラ界の風雲児であったひこにゃんが主催するゆるキャラ祭に参加しPRしたり、じわりじわりとファンを増やし卒業イベントでは全国各地からファンを集めました。
 母体の弱いNPO法人がここまでやれるんだと証明した一事業は様々な意味で注目を集めました。代表が講演を行ったこともあるほどです。
 私がうまいなとすごく感じたのが、やななだけでなくやななのマネージャーと称してフリーペーパーの岐阜美少女図鑑と組んでタレント(の卵)と行動させ「やななよりかわいい!」「美人すぎるマネージャー」とやななとセットで話題にし、さらにはタレントとしてデビュー、そして、タレント活動本格化に伴い卒業(東京へ行くため)までさせたこと。(初代と二代目マネージャー、市川真由美、ドーキンズ英里奈)
 やななを中心として他の人の夢まで叶えてしまうプロジェクト。最後の3代目のマネージャーは受験のため休止という、そこで働く人のことまで大切に考えていたプロジェクト。人の人生って誰と出会うかによって変わるのですが、やななプロジェクトは見ていて非常に心清らかになりました。
 もちろん、ファンのニーズを拾い上げるためファンミーティングなんてのもやってましたし。夢のプロジェクトでしたね♪
 そんな柳ヶ瀬。やなな卒業後は月1回「やながせサンド」として今度は若手芸人発掘みたいなことをやっているみたいですね。司会やステージ周辺のスタッフは以前、やななについていたビジュアルスタッフである学生ボランティアやらタレント(の卵)たち。
 時は過ぎても雰囲気はあの時と同じで、そこで働く仲間たちを大切にして、そして、もちろんファンも大切にして、これからもずっと行くんだろうなって思いました。
 こういう”思い出のひととき”に戻れる場所っていいですね。やなな像と記念撮影しながら、そう思いました。

 そして、岐阜の後は稲沢の国府宮に移動し、はだか祭。こちらは毎年この時期に行わる地元の祭り。
 ふんどし姿の男たちのお祭りです。寒いので祭りの参加者の中にはお酒を飲む人もいるのですが深酔いしてべろんべろんのふんどし姿の男たちがいて途中で救急車で搬送されたり、ふんどし姿の参加者が参道付近の出店まで買いに来て、その後ですぐに列に戻ったり。目の当たりにするとイメージが違ったりします。
 今年は残念ながら雨なので地元稲沢市のゆるキャラ「いなっぴー」の姿が見られず、ちょいブルーでした。
 もういい加減、そんなことからとっくの昔に卒業している年齢だろ!?という声もある中、今年もがんばって追っかけてみてみます。
 では、またどこかで♪