サヨナラ西武ドーム

 4月12日、昨年やろうと思ってできなかったこと、西武ドームにさよならを告げに来ました。
 西武ドームは入場口が外野からの一つしかない日本でも不思議な球場ですね。球団を持っているのが鉄道会社ということで昔ながらの鉄道沿線の終点にアトラクション(球場とか)を設けて目いっぱい鉄道を使ってもらってそれで儲けよう。そういうスタンスで作られた球場です。今となっては行くのにすごく不便で観客動員ではものすごくマイナスですね。それでも常勝軍団の時代は観客動員は気にしなくてもよかったんですよね。
 そんな球場なのでファンサービスとは無縁の球場だったのですが時代の流れで、ここも今のようにいろいろアトラクションを設けるように。マリンみたいに出店とかMポイントならぬLポイントというポイント制とかステージイベントとか。おかげでいつのまにかマリーンズが抜かされてしまったかのようにも感じますが・・・

 しかし、そんな球場でふと気づいたことがあります。
 開場してすぐレオやライナが登場して写真を撮っていた時のことです。すぐにステージイベントがあるため移動中でその姿を撮っていただけなのですが「ステージがあるので写真撮影は・・・」とNGだとお付きの女性(チア)に言われました。いつから、マスコットって芸能人みたいになったの?
 まあ、それでもかまわずレオやライナは周りに笑顔ふりまいてましたけど、別に私はマスコットとの記念撮影をしたかったわけではなく、マスコットが通って行く姿を撮ってただけですけどね。
 なんか、いっぱいアトラクションが増えたのはいいのですが、そのスケジュールこなすことで精一杯なんでしょうね。そのスケジュールがどこの誰のために行うものか少し考えた方がいいんじゃないかなって思います。
 これがマリーンズとの違いでしょうね。千葉ロッテマリーンズから球団職員が移って今のサービスを次々採用したそうですが、魂の部分は採用されなかったのかなと思います。
 ステージがあるそうで開場すぐに触れ合うことはできず、ステージ終了後にさっさと移動していってしまってあまり触れ合いは・・・たしかに試合中にレオやライナはよくグラウンドに登場しビジョンでその姿を見ることはできます。
 でも、昨年よりもファンサービスは低下したと思います。昨年以前まではもっと直接、触れ合うことできたんですよね。それがいったい誰向けのイベントスケジュールでそうなったかは知りませんが、スケジュールを次々こなしていって、いつのまにか選手並みに遠くなりました。
 試合やってる選手とは触れ合えないですよね。それと同様、イベントスケジュールをこなすのに一生懸命なので触れ合えないというお話。
 ファンとの距離を感じた私は、昨年言えなかったセリフを胸に西武ドームを去りました。

 「サヨナラ西武ドーム」