さよならマリーさん!さよなら清水!

 5月5日、さよならを告げに静岡の清水に行きました。私が最初に清水を訪れたのは1998年5月2日のこと。清水×磐田の静岡ダービーの日。あの日もちょうど、こんなふうに雨が降っていました。
 初めて見る清水の地、初めて見る静岡ダービー、初めて見る清水エスパルスのホーム、そして、サッカー。最初は一度見て終わる予定でした。が、そのサッカーに魅了され、日本平&清水に通うことになりました。
 その思い出の地、清水。ここへはよく来ました、あることがあるまでは。本当になつかしい。そういえば、清水で大道芸見たっけ。こういうの毎年やってるんだっけ。
 今回は久しぶりの清水、大道芸を見るために訪れました。

 マリーさんの人形振り。今回も見事な人形振りでした。思えば、最初に人形振りに出会ったのがマリンでのこと。平日の試合、ふらっと行って、私のほんの勘違いでここまで来てしまいました。
 私、最初、マリンでやってたから、元Mスプラッシュの人かなんかだと思っていました。大変だな〜チアの後にこの仕事を選んだんだ〜なんて思いっきり勘違いして、てっきり”マリーンズつながり”だと思い込み、何回か見ました。それは後で全然関係なかったって気づきます。
 そもそも、私は大道芸に興味があるわけでもなく、昔から浅草あたりでやってたそうですが、そこへ一回も行ったことがなく、大道芸を見ても「へ〜こういうのあるんだ〜」なんてただの通行人と同じ感想を持つだけ。そんな程度。
 でも、大道芸を好きな人って、もっと造詣深いコメントをするんですね。私はそこまで正直みてなくて、どこかで場違いみたいなものを感じてました。
 それで、このあたりが去り際、引き際かなと思っていました。結局、最後まで私の勘違いってことは言えず仕舞いでしたが、心の中でさよならを言いました。これでよかったと思います。

 この静岡の清水。一度は大好きなところとなり、実はサポーターに因縁をふっかけられ、大嫌いになったところ。所詮、よそものである私にものすごく厳しかったとあるサポーター。たかだか、サッカーが好きなファンにすぎないのに、ものすごく排他的な姿勢にうんざりして嫌になったところでした。
 でも、その土地にマリーさんのおかげで来れた。ありがとう、マリーさん。感謝しています。久しぶりに訪れた清水の地は意外にも私に優しかったです。街であった一般の人は暖かかったです。
 よかった。これで良い思い出として清水の地を卒業できます。ありがとう!マリーさん!ありがとう!清水!そして、さようなら!